ブレインフォグの原因と対策
2026年9月25日
なぜ、頭がぼーっとする人が増えているのか

最近、頭が働かない、思考が鈍い、集中できないといった、いわゆるブレインフォグの症状を訴える人が増えています。
特徴的なのは、MRIや血液検査では明確な異常が見つからないのです。
このような状態は疲労だけではなく、脳の情報処理機能の低下として捉えられています。
そして、それには自律神経の乱れが関与している可能性が高いと考えられています。
脳の働きと自律神経の関係

脳の前頭前野は思考や判断を司る重要な領域ですが、その活動は自律神経の状態に大きく影響されるのです。
UCLAの研究では、慢性的なストレス状態にある人では前頭前野の活動が低下し、注意力や判断力が低下することが示されています。
また、この状態は交感神経優位の持続と関連しているのです。
迷走神経と脳機能

迷走神経は、身体の状態を脳幹へ伝える重要な経路です。
この神経の働きが低下すると、脳は回復状態に入れず、常に軽い緊張状態が続くのです。
その結果、脳の処理効率が落ちて、ブレインフォグとして自覚されることがあります。
咬み合わせと脳への影響

咬み合わせのズレは、顎関節や咀嚼筋に持続的な負荷をかけることかは、この刺激は三叉神経を通じて脳幹へ伝達されます。
脳幹は自律神経の中枢であり、この脳幹への刺激が増えることで神経系の負荷が高まって、脳の処理機能にも影響が及ぶ可能性があるなです。
根本的な対策

トータルヘルスケアプログラム®では、咬み合わせや顎関節の状態を精密に評価して、神経系への過剰な入力を減らすことを目指します。
また、プレミアムコンサルテーション®では、問題のある被せ物や咬合異常を特定し、必要に応じて修正することで、全体のバランスを整えていきます。
これら2つの働きにより、自律神経の安定化を通じて、脳の機能回復が期待されるのです。
コラムはウエスト歯科クリニックと玉川中央歯科クリニックで、それぞれ異なる内容を掲載しています。ぜひ、もう一方のコラムもあわせてご覧ください。
参考文献
- UCLA Chronic Stress and Prefrontal Cortex Function
- Thayer & Lane Neurovisceral Integration Model
- Critchley et al. Neural mechanisms of autonomic control
この記事は
医療法人社団 聖和厚生会
ウエスト歯科クリニック/玉川中央歯科クリニック
統括院長
Dr. Ryo が執筆しました。
▶︎Dr. RyoのYouTubeはこちら
▶︎Dr. Ryoのプロフィール


