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入れ歯が合わないのは、SOSのサイン

2025年12月9日

みなさん、こんにちは。ドクターリヨウです。

今回のテーマはこちらです。

入れ歯が合わないのは、SOSのサイン

入れ歯は、歯が無くなった人に、食べる力、を回復させる大切な治療装置です。ということはわかっていても、入れ歯が合わないまま、無理やり使い続けている人は意外と多いのではないでしょうか?。

少し浮くけど大丈夫、慣れたから、噛みにくいけど我慢している、と、合わない入れ歯を無理に使っている方が多いのが現状だと思います。

そのまま使用しても問題なさそうに思えますが、適合性の悪い、合わない入れ歯は、全身に深刻な影響を及ぼすのです。

実は、噛む力が衰えると転倒リスクが高まって、運動機能、認知機能の低下の可能性が高まることが、国内外の研究で明らかになっています。

また、認知症、アルツハイマー病の進行とも関係しているといわれています。

本コラムでは、入れ歯が合わないリスク、改善策としてのトータルヘルスケアプログラム®およびトータルリペア について詳しく解説していきます。

身体的リスクとして

噛む力の低下と転倒リスク

噛むことは、姿勢の安定、体のバランス維持に大きく影響します。つまり、噛む力が弱くなると体幹が不安定になって、転倒リスクが高まります。

東京医科歯科大学の研究では、物を粉砕する咀嚼機能が低下した高齢者は転倒率が高くなることが示されました。

そして、入れ歯が合わずに噛む力が低下する状態を放置すると、歩行時の下半身の安定性が損なわれることがわかっています。

大阪大学の研究では、義歯不適合によって歩行時の重心移動が乱れて、ふらつきが起こりやすくなると報告しています。

運動機能低下との関わりについて

入れ歯が合わないと、硬いものを避けるようになって、栄養が偏りやすくなるといわれています。

特にタンパク質、ビタミン、ミネラルが不足すると、筋肉、骨が弱ってきて、運動機能の低下を招くのです。そして、筋力が落ちれば転倒リスクが増していくのです。

認知機能への影響

噛むことと脳の働きについて

噛むことは脳への血流を増やし、神経活動を活発にします。つまり、物を粉砕する咀嚼は脳のトレーニングでもあるのです。

ハーバード大学の研究によれば、咀嚼機能が低い高齢者では、記憶や注意力の低下が加速する傾向があるとされています。

東京大学でも、合わない入れ歯によって噛む回数が減少すると、認知機能テストの成績が低下することが報告されました。つまり、入れ歯が合わない状態は、脳への刺激を減らし、認知機能の低下につながるわけです。

認知症やアルツハイマー病

国内外の研究では、噛む力の低下と認知症の発症リスクの関係が指摘されています。

オックスフォード大学のレビュー(2021年)は、物を粉砕する咀嚼機能の低下とアルツハイマー病の進行に関連があるとしています。

日本でも、咬む力が弱い高齢者はアルツハイマー型認知症の進行が速い、という調査が報告されています。つまり、噛む力を保つことが、脳を守るためにも重要であることがわかります。

入れ歯が合わない方の特徴

傾向としてですが、入れ歯が合わない人は、柔らかい食品をとりがちになります。つまり、食品に偏りが出るということです。

そうなると、栄養が偏って体力や筋力が落ちてきて、活動性が低下するのです。

さらには、しっかり噛めないと表情筋や咀嚼筋も弱って、顔の輪郭が変化してきて、老けた印象になってしまいます。

また、会話中に入れ歯が動くことが気になって、人と話すのを避ける傾向が見られると、社会的孤立が進む場合も少なくありません。

これらはすべて認知機能の低下を早める要因となります。

改善するためのアプローチとして

トータルヘルスケアプログラム®

入れ歯の問題は、全身に影響する重大な課題になります。その改善に取り組むのが、トータルヘルスケアプログラム®  であると考えています。

このプログラムは、精密な咬合分析と全身評価を行い、一人ひとりの体のバランスに合わせて入れ歯やかみ合わせを調整します。

物を粉砕する咀嚼機能を取り戻すことで、食事だけでなく歩行や姿勢、さらには認知機能の維持にもつながると考えています。

入れ歯専用の治療法 トータルリペア

合わない入れ歯を使用している方には、トータルリペア、という独自の方法があります。

これは合わなくなった入れ歯を単に修理するだけでなく、本質的な咀嚼力を回復させて、究極の粉砕力を従来の入れ歯に盛り込む入れ歯の方専用の治療です。

従来の入れ歯の調整は、痛くない、外れにくい、といった快適性を重視してきました。

トータルリペアはそれに加えて、さらに噛み砕く力を最大化することを目的とした治療法となります。これを行うことで、硬い食品も食べられるようになり、栄養状態の改善と、脳や筋肉への刺激を取り戻すことができるというものです。

まとめ

合わなくなった入れ歯を使用し続けると、噛む力が低下して、転倒リスクが増加して、運動機能の低下にもつながります。

また、認知機能への悪影響が進んで、認知症やアルツハイマー病のリスクを高める可能性があるのです。

ただ、噛み合わせのバランスを整えて、入れ歯を徹底修復することで改善は可能となります。トータルヘルスケアプログラム®と入れ歯専用のトータルリペアは、全身の健康と生活の質を守るための総合的な歯科領域けらのアプローチになります。

噛む力を取り戻すことは、生きる力、生活の質の向上に直結するのです。

もし、視聴者の中で、入れ歯が合わなくて不便を感じている方がいらっしゃるなら、それは全身からのSOSのサインです。でも、大丈夫です。適切なケアを受けることで、転倒や認知症のリスクを減らして、快適な生活を送ることができるのです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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コラムは「ウエスト歯科クリニック」と「玉川中央歯科クリニック」の両院に、それぞれ異なる内容で掲載しています。ぜひもう一方もご覧ください。

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