感染予防には、何が本当に効果的なのか?
2026年6月5日
感染症予防と免疫の関係について

感染症予防というと、多くの方が真っ先に思い浮かべるのは、ワクチンや薬だと思います。
もちろん、それらも大切な選択肢の一つであると考えていますが、それ以外の方法はないのか、ということを ここでは考えていきたいと思います否定するつもりはありません。
その前に、あなたの免疫は、きちんと働ける状態に整っていますか?
感染症に対する第一の防御は、意外と軽視されがちですが、本来、私たち自身の免疫なのです。
今回は、感染予防をおいて免疫を整えるという視点からお話しします。
人間の身体には、ウイルスや細菌から身を守るための免疫という仕組みが備わっています。
本来、感染症対策の中心は、この免疫が過剰でもなく、不足でもなく、適切に働ける状態にあるかという点が重要なのです。
ところが現代医療では、免疫そのものを整える前に、外から何かを足す対策ばかりに頼りがちであると感じています。
私は、感染症対策の順番が逆になっているのではないか、と考えているのです。
みなさんは、どう思いますか。
なぜ免疫を整える必要があるのか

では、なぜ、免疫を整える必要があるのかというと、それは、現代人の生活環境が免疫にとって決して優しくないからです。
特に大きいのが「食」の変化になります。
昔の日本人は、日持ちのしない、加工度の低い食べ物を主食として食べていました。
一方、現代ではどうでしょうか?
数年単位でも、保存できる食品も珍しくありません。中には10年保存できるものも存在しています。
ここで、冷静に考えてみると、保存性が高いということは、身体の中でも分解しづらい、つまり、吸収しづらいということでもあります。
こうした食環境が続けば、消化器官や免疫に負担がかからないはずがないのです。
口の中の環境と免疫の関係

ここで重要になるのが、口の中の環境です。
消化は胃から始まるのではなく、口の中から始まります。
噛み合わせが悪く、十分に噛めない状態では、食べ物は大きな塊のまま体内に入ることになります。
すると、消化がうまく進まないことから、腸に負担がかかり、免疫が常に刺激される状態が起こりやすくなります。
まとめると、現代の消化しづらい食環境では、噛めるかどうかが、免疫に直結すると言っても過言ではないのです。
歯周病と免疫

もう一つ大切なことがあります。それは、口の中を清潔に保つことです。
実は、歯周病は、単なる口の病気だけにとどまりません。
慢性的な炎症があると、免疫は常に消耗した状態になります。
つまり、歯周病があるだけで、免疫は本来の力を発揮しにくくなります。
そのため、感染症に備えるには、その前に免疫の足を引っ張る要因を取り除く必要があるのです。
当院での取り組み

そこで当院では、
- 噛み合わせを整える「トータルヘルスケアプログラム®︎」
- 口腔内を清潔に保ち、全身炎症リスクを低減する「全身炎症リスク低減クリーニング」
を通じて、免疫が無理なく働ける身体づくりをサポートしています。
これらは、薬に頼らず、腸だけのことを考えるのではなく、免疫の上流から全てを整えるアプローチになるのです。
ただ、ワクチンや投薬は、決して否定されるものではありませんが、最後の手段として考えるべきだと思っています。
免疫を整える努力をせずに、安易に医療介入に頼ることは、結果として依存や乱用につながりやすいです。
さらに、ワクチン、薬は、完全に無害ではありませんから順番が大切になるのです。
まとめ

まとめとして、感染予防で本当に大切なのは、何かを足すことではありません。
本来備わっている免疫が、きちんと働ける状態に戻すことが大切なのです。
そのためには、噛める口、炎症のない口、無理のかからない消化環境を整えること。
この3つが、感染予防の最も基本的な対策だと私は考えています。
想定Q&A

Q.ワクチン不要と言っているのですか?
→ いいえ。順番の問題です。
免疫を整える努力を前提に、必要な場合に検討すべきだと考えています。
なぜなら、副作用や副反応など、100%無害とは言い切れないからです。
Q.歯や口だけで感染症が防げるのですか?
→完全に、 防げるとは言っていません。
ただ、免疫の土台を整える有効な要素だという話です。
最後は、この土台が健康への決め手となると考えています。
Q.科学的根拠はありますか?
→ 免疫・消化・口腔炎症の関連は現在も研究が進んでいる分野であり、臨床的にも無視できない影響があります。
※本コラムは「ウエスト歯科クリニック」と「玉川中央歯科クリニック」の両院に、それぞれ異なる内容で掲載しています。ぜひもう一方もご覧ください。
この記事は
医療法人社団 聖和厚生会
ウエスト歯科クリニック/玉川中央歯科クリニック
統括院長
Dr. Ryo が執筆しました。
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