脚のしびれの原因と対策
2026年10月16日
なぜ「異常がないのにしびれる」のか

検査では問題ないと言われた、でもしびれは続いている、日によって痺れの強さが変わる
脚のしびれは、不安を感じやすい症状の一つです。
一般的には、神経の圧迫、血流の問題、ヘルニアなどが原因とされます。
しかし実際には、原因が特定できない、慢性的に続くというケースも多く見られます。
ここに、見落とされている本質があると考えています。
質問させてください。

次のような状態はありませんか?
- 片側だけしびれる
- 姿勢で変化する
- 長時間同じ姿勢で悪化する
- 力が入りにくい
- 腰やお尻に違和感がある
2つ以上当てはまる場合、神経の働きに影響が出ている可能性が濃厚です。
しびれは、神経のサイン

しびれは、神経が正常に働いていないサインです。
ただし、だからといって神経が傷ついているとは限らないのです。
神経は、状態で変わります。
神経は単なる電線ではなく、状態によって働きが変わるという特徴があります。
例えば、敏感になりすぎる、反応が鈍くなるといった変化が起こります。
なぜしびれが起こるのか
しびれの多くは、神経が過敏な状態で起こります。
この状態では、わずかな刺激でも違和感として感じるようになります。
神経を変えているもの

ここで重要なのが、身体からの入力刺激なのです。
神経は、関節の位置、筋肉の緊張、姿勢、噛み合わせなどの情報をもとに働いています。
この入力に偏りがあると、神経の働きが不安定になるのです。
脚に影響する、バランスの崩れ
脚の神経は、腰から骨盤を通って足へとつながっています。
そのため、骨盤の傾き、股関節のズレ、体重の偏りがあると、神経の通り道に影響が出ることになります。
見落とされている噛み合わせ
ここで重要なのが噛み合わせです。
実は、全身のバランスの基準に関わっています。
噛み合わせがズレると、顎関節に負担がかかり、三叉神経を通じて脳幹に影響する。
脳幹は、姿勢と神経の働きを調整する中枢です。
しびれが起こる流れ

噛み合わせのズレがおこり、神経入力の偏りが発現。すると、姿勢バランスが崩れ、骨盤・股関節のズレがでます。そのため、神経のストレスから 脚のしびれが発現するのです。
なぜしびれは波があるのか
しびれが日によって変わるのは、神経の状態が変化しています。
疲労、姿勢、ストレスなどによって、神経の感受性が変わることがあるのです。
なぜ治療しても残るのか
局所的な治療で一時的に改善することはあります。
しかし、神経の入力という基準が変わらない場合、再び同じ状態になるのです。
本当に必要な視点
重要なのは、しびれを抑えることではなく、神経が安定する状態を作ることです。
トータルヘルスケアプログラム®の考え方

トータルヘルスケアプログラム®では、しびれを「局所の問題」としてではなく、神経と全身バランスの問題として捉えます。
噛み合わせ、顎関節、姿勢、骨盤と股関節を総合的に分析し、神経に入る入力を整えることで、しびれが起きにくい状態に近づけるのです。
プレミアムコンサルテーション®での見極め
しびれの原因は人によって異なります。
プレミアムコンサルテーション®では、しびれのパターン、神経の状態、姿勢と動き、噛み合わせを評価し、どこで神経が影響を受けているのかを分析して、複数の治療法を提案しています。
しびれは、警告。

簡単に言えば、しびれは、体が無理をしているサインです。
最後に
もし脚のしびれが続いているのであれば、どこがしびれるかではなく、なぜ神経がその状態になっているのかを考えることが重要です。
その原因にアプローチできたとき、しびれは自然に変化していくのです。
コラムはウエスト歯科クリニックと玉川中央歯科クリニックで、それぞれ異なる内容を掲載しています。ぜひ、もう一方のコラムもあわせてご覧ください。
参考文献
- Butler DS(Neuro Orthopaedic Institute)
Peripheral nerve sensitivity - Shacklock M(Neurodynamic Solutions)
Neurodynamics - Treede RD(University of Heidelberg)
Neuropathic pain mechanisms - Scholz J(University College London)
Central sensitization - Proske U(Monash University)
Proprioception
この記事は
医療法人社団 聖和厚生会
ウエスト歯科クリニック/玉川中央歯科クリニック
統括院長
Dr. Ryo が執筆しました。
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