手足のしびれの原因と対策
2026年10月13日
なぜ、全身的にしびれが出るのか

手もしびれるし、足もしびれる。日によって痺れる場所が変わる、特定の原因が見つからない、などなど。
手足のしびれは、局所だけでなく、広い範囲に出るという特徴があります。
一般的には、神経の圧迫、血流障害、末梢神経の異常などが原因とされます。
しかし実際には、検査で異常が出ない、痺れる範囲が変わる、というケースも少なくありません。
ここに、見落とされている視点があります。
まずセルフチェックしてください

次のような状態はありませんか?
- 手と足の両方にしびれが出る
- 左右どちらかに偏りがある
- 疲れるとしびれが強くなる
- 冷えやすい
- 感覚が鈍い、または過敏
2つ以上当てはまる場合は、神経の調整機能に影響が出ている可能性があります。
しびれは、神経伝達のズレ

しびれとは、神経の情報伝達が乱れている状態になります。
本来、神経は触覚、圧覚、温度などを正確に伝えています。
しかしこのバランスが崩れると、過剰に感じるとか、逆に鈍くなるといった変化が起こるといわれています。
問題は、どこで乱れているか
重要なのは、神経がどこで影響を受けているかになります。
実は、手足のしびれの場合、局所ではなく中枢の影響を受けているケースもあります。
神経は全体でつながる
神経は、脳、脳幹、脊髄、末梢神経とつながっています。
そのため、一部の問題が全体に影響することがあるのです。
自律神経との関係
しびれは、感覚神経だけの問題ではありません。
実際には、自律神経の状態とも密接に関係しています。
自律神経が乱れると、血流が変わる、神経の感受性が変わります。
結果として、しびれが出やすくなることがあります。
神経に影響を与える
ここで重要なのが、身体からの入力です。
神経は、関節の位置、筋肉の緊張、姿勢、噛み合わせなどの情報をもとに働いています。
この入力に偏りがあると、神経の調整が乱れることになります。
噛み合わせ
特に重要なのが噛み合わせです。
噛み合わせは、脳に近い位置からの入力であり、神経への影響が大きい部分です。
噛み合わせにズレがあると、顎関節に負担がかかる、三叉神経を通じて脳幹に影響します。
脳幹は、感覚・運動・自律神経の中枢です。
手足のしびれが起こるメカニズム

噛み合わせのズレがおこり、 神経入力の偏りが生じます。すると、脳幹の調整異常が起きて、自律神経の乱れがでてきます。その影響から感覚の過敏・低下から手足のしびれが発現します。
なぜ、痺れる範囲が変わるのか
しびれる場所が変わるのは、神経の状態が一定ではないためです。
例えば、疲労、ストレス、姿勢によって、影響が出る場所が変わることがあります。
なぜ治療しても、痺れが残るのか
もちろん、局所的な治療でも、一時的に楽になることはあります。
しかし、神経の基準(入力)が変わらない場合、再びしびれが出ることがあります。
本当に必要な視点
重要なのは、「どこがしびれるか」ではなく「なぜ神経が乱れているのか」です。
トータルヘルスケアプログラム®の考え方

トータルヘルスケアプログラム®では、手足のしびれを「局所の問題」としてではなく、神経全体の調整機能の問題として捉えます。
噛み合わせ、顎関節、姿勢、全身のバランスを総合的に分析して、神経に入る入力を整えることで、しびれが起こりにくい状態を調整することで、目指します。
プレミアムコンサルテーション®での見極め
手足のしびれは、原因が複雑なケースが多い症状です。
プレミアムコンサルテーション®では、しびれの範囲と変化、神経の状態、自律神経のバランス、噛み合わせ、を評価し、どこで調整が乱れているのかを明確にします。
しびれは、神経のサインです。
手足のしびれは、神経が正常に働けていないサインと考えています。
最後に

もし手足のしびれが続いているのであれば、「どこが悪いか」だけでなく、なぜ神経の働きがこんなにも乱れているのかを考えることが重要です。
その原因にアプローチすることで、状態は自然に変わっていくのです。
コラムはウエスト歯科クリニックと玉川中央歯科クリニックで、それぞれ異なる内容を掲載しています。ぜひ、もう一方のコラムもあわせてご覧ください。
参考文献
- Treede RD(University of Heidelberg)
Neuropathic pain mechanisms - Scholz J(University College London)
この記事は
医療法人社団 聖和厚生会
ウエスト歯科クリニック/玉川中央歯科クリニック
統括院長
Dr. Ryo が執筆しました。
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