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〇〇はそんなに悪くない、と思われているあなたへ。実は、多くの方が、、、、

2025年11月4日

みなさん、こんにちは。Dr.Ryoです。今回のテーマはこちらです。

〇〇はそんなに悪くない、と思われているあなたへ。実は、多くの方が、、、、

〇〇が気になった方に、先にお伝えしておきます。

正解は、噛み合わせです。

噛み合わせは、そんなに悪くない、と思われているあなたへ。実は、多くの方が、、、、

か正しいタイトルでした。

ここから、このタイトルで話ししていきます。

私の噛み合わせは、そんなに悪くないと思う、歯並びもまあまあ整っているから問題ないはずだ、多くの人がそう感じていると思います。

おそらく、明らかな噛み合わせのズレや顎関節症でなければ、自分の噛み合わせを意識することは少ないトータル思います。しかし、私の経験から申しますと、10代の頃は顔の歪みがほとんど見られなかった人でも、20代の中頃から少しずつ左右差が現れ始めて、30代を超える頃にはほとんどの人に噛み合わせのズレや顔の非対称が認められます。

驚かれるかもしれませんが、30代以上で「本当に噛み合わせが良い」と言える人は極めて少数だと感じています。。症状が出ていないだけで、実は、予備軍、として水面下でズレが進行している人ばかりなのです。テレビにでている、アナウンサーや、タレントさんも例外ではありません。

歪みはなぜ起こるのか

日常生活には、噛み合わせを不安定にさせる要素がたくさんあります。片側ばかりで噛む、頬杖、猫背、スマートフォンを長時間使用する姿勢。これらは些細なことに感じるかもしれませんが、毎日、何年もこの行為が積み重なることで顎の位置をずらし、顔全体の歪みに繋がっていくのです。

また、加齢に伴う筋肉や靭帯の緩みも関係します。10代の頃は、骨格や筋肉が柔軟でバランスを保ちやすいため、多少の癖があってもなかなか目立ちません。しかし20代の中頃から少しずつ補正力が低下するので、歪みが表に現れやすくなるのです。

噛み合わせと顔の歪み

実際に、噛み合わせと顔の歪みの関連を示す研究は数多くあります。

論文1:Thiesenらのレビュー(2015)

Thiesenらは、顔面の歪みと、噛み合わせのズレとの関連、について包括的なレビューを行って、顔の歪みは審美的問題ではなく、噛み合わせや顎の関節の機能的問題と深く結びついていることを報告しました【1】。要約すると、顔の歪みは思春期以降に徐々に現れて、噛み合わせのズレや物を粉砕する習慣が長期的に影響するというのです。

論文2:Melnikの成人顎非対称研究(1992)

Melnikは頭部X線規格写真で分析を行い、成人の多くに下顎の左右差が存在することを確認しました【2】。この研究の重要な点は、患者本人はほとんど顔の歪みについて自覚していないにもかかわらず、客観的に明らかな顔の歪みが認められたことです。

論文3:日本の補綴歯科学会の報告

日本の研究でも、30代以降では噛み合わせのわずかなズレが顎関節症や物の粉砕効率の低下につながることが報告されています【3】。つまり、自分は噛み合わせが悪くない、と思っていても、実際には年齢とともに誰もが歪みを持っているのです。

芸能人やアスリートの顔

実は、テレビに頻繁に出る女優さんの顔を注意深く見ると、年齢とともに少しずつ左右差が強くなっているのがわかります。彼女たちは常に人前に出るため、美容のメンテナンスを行っていますが、それでも完全に歪みを防ぐことはなかなかできないのです。

また、誰でも知っている、プロ野球選手で大リーガーである大谷選手の顔を見ても、10代や20歳前半の頃と比べて、30歳に近づく現在では頬の張りや顎の位置に微妙な変化が見られるように感じます。トップアスリートであっても、毎日の習慣や身体の使い方の積み重ねが顔の形に現れるのだと考えています。

予備軍

噛み合わせのズレや、顔の歪みは、痛みや機能的な障害が出て初めて、問題として認識されます。つまり、多くの人は自覚症状がないまま、少しずつ問題の予備軍として症状が進行しているのです。

私の経験では、10代では大きな歪みを感じない人がほとんどですが、20代半ばを過ぎると徐々に違和感が生じ始め、30代以降では、噛み合わせに問題が全くない、と断言できる人はほとんどいない、ととらえています。

このことは、日常生活での些細なことが、積み重なりあって、そしてそれが放置できない問題であることを示していると考えています。

自覚なく、進む

自分の噛み合わせは悪くない、と思っている人ほど注意が必要です。症状が出ていないからといって安心できるわけではなく、顔の歪みや顎のズレは静かに進行していることが多いのです。ということは、たまたま、症状がでていないだけなのです。

顔の歪みは美しさだけでなく、物の粉砕能力や全身のバランス、呼吸機能まで影響します。大切なのは、今の状態を知ることであり、癖をなるべく意識して修正することです。頬杖をつかない、両側でしっかり噛む、姿勢を正す。

これらの積み重ねが、将来の大きな歪みを防くのです。

ただし、簡単そうで習慣づいたものを修正するのは、非常に困難といえるでしょう。

その積み重なった歪みを正すのが、トータルヘルスケアプログラム®︎です。

詳細は、ウエスト歯科クリニック玉川中央歯科クリニックのホームページで確認してください。

テレビで活躍する女優やトップアスリートでさえ、歪みを避けられない現実を考えれば、私たちも例外ではありません。そのため、予備軍であることを意識して、今から日々の生活を整えていくことが求められているのです。

最後まで、読んでいただきありがとうございました。

みなさんにとって、治療をする上で、新しい選択肢の一つになることを願っています。

統括院長 Dr.Ryo

参考文献

  1. Thiesen G, et al. “Facial asymmetry: a current review.” Dental Press J Orthod. 2015.
    → 顔面の歪みと不正咬合の関連を整理し、成長とともに咬合ズレが歪みを顕在化させることを示したレビュー。
  2. Melnik AK. “A cephalometric study of mandibular asymmetry in adults.” Am J Orthod Dentofacial Orthop. 1992.
    → 大多数の成人にに下顎の左右差が存在することを報告。本人の自覚とは裏腹に非対称であることを示した研究。
  3. 廣瀬一記.「顔面の非対称と顎関節症の関連」日本補綴歯科学会誌.
    → 30代以降の噛み合わせのズレが顎関節症や機能低下につながることを報告。

このコラムは、ウエスト歯科クリニック、と玉川中央歯科クリニックの両院に、それぞれ異なる内容で掲載しています。もう一方も、ぜひ、ご覧ください。

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